その他の治療 歯周外科

一般的な歯周治療では治りきらなかった部分(局所)に対して、より進んだ対応をするために行われる一連の外科処置を歯周外科と総称します。

1. 歯肉・歯槽形態修正

歯肉を切開し歯根面の清掃(滑沢化も含めて)を行うとともに、歯槽骨整形を行い、よりブラッシングしやすい環境とすることを目標に行います。

1. 歯周炎の初診時2. 歯肉・歯槽形態修正術後3. 再補綴処置後

2. 再生療法

3. 歯根分岐部の治療

1. 右上顎第一・第二大臼歯 冠除去前2. 冠除去後。手前の大臼歯は頬側根に破折がみられた3. 頬側根抜去と歯周外科処置を併用後

大臼歯を中心とした多根歯は、各歯根間に分岐部があり、その位置と周囲の歯槽骨ならびに歯肉との関連から難治性の歯周病を発症することも多くみられます。通常の歯肉・歯槽形態修正に加えて、歯根を部分的に抜去したり、分割したりすることで、プラークコントロールを容易にし歯全体を失うことなく機能の保存ができるような症例も多くみられます。

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