よくあるご質問 冠(クラウン)・部分冠(インレー・アンレー・4/5冠)

インレーとかアンレーというのは何ですか?

インレーとは、歯のムシ歯治療のために切削した部分を埋めるために製作された詰め物のことです。また、同じようなものにアンレーがありますが、こちらは咬頭頂(奥歯のかみ合わせ部分)を一箇所以上含むものをいいます。また、歯全体を覆うものをクラウン、歯全体の4/5を覆うものを4/5冠といいます。クラウンを全部冠というのに対し、インレー、アンレー、4/5冠などを部分冠といいます。

奥歯のクラウンの保険と自費による違いは、材料だけですか?保険でも白い詰め物はできますか?

前述S-2(歯科治療一般)でも触れましたが、保険でできる診療とは、国により決められた診療内容に限られ、 歯科においては歯周病や虫歯の治療など最低限の治療、機能回復を唯一無二の目的とした治療が主となります。また、保険でできる虫歯治療としては欠けた部分に金銀パラジウム合金で冠や部分冠を作成するか、あるいは小さい虫歯の場合はレジンを充填する事しかできません。

しかし、保険診療と自費診療の違いは材料(銀歯か白い歯か)だけにあるのではありません。自費診療の場合は、全体の咬合はもちろん今後の口腔環境の変化を見据えて、さまざまな角度から歯科医師と歯科技工士が高度な技術を駆使して設計・製作します。歯型を取る段階から材料・手法が異なり、そこに費やす作業手順・時間も増加します。口腔状態の理想的な計画と設計、製作手法の違いが自費診療の特徴です。よって、同じ材料を使っても、歯科医師の診断力・技術力とそれを具現化する歯科技工士の職人技がなければ、費用は全くの無駄な投資となってしまいます。また、患者様の価値観も機能に重点をおいた「とりあえず咬めればいい」から 「より良く咬め長持ちし」「見た目にも美しく」「アレルギーのない材料を」といった歯の審美性や全身の健康を求める方向へと変わりつつあります。

当院では、自費治療をご希望の患者様には、綿密な診療計画を立てたうえで見積額のご説明をいたします。そのうえで、何がご自身にとって最も優先されるべきか、どの治療を優先的に行うべきか、費用も時間も無駄にしないよう担当医と十分ご相談ください。

金属の詰め物がアレルギーの原因になると聞いたのですが、本当ですか?

最近、皮膚や粘膜の病気の原因として、歯科治療で使用される金属に対するアレルギーが注目されています。
直接金属のあたる部分がかぶれるのはもちろんのこと、手足や全身にまで影響が及ぶ事もあります。
現在、金属アレルギー反応のない方でも、金属の入れ歯や、治療による詰め物など、アレルギーの原因となる可能性のある金属が口の中に存在する以上、金属アレルギーになってしまう可能性がないとは言い切れません。

当院では、金属を使用する場合も、通常金属アレルギーの原因となる物質を含まない素材を用いた治療(自費治療の場合)を行っております。また、 オールセラミック等の金属を全く用いない治療方法もありますのでご相談ください。